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「日本画 池田遥邨」
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日本画 池田遥邨
池田遙邨の人生に旅は大きな影響を与えました。歌川広重の「東海道五十三次」の道のりを法被姿で3度も歩いて辿るなどその探究心は並外れたもので、行く先々でのスケッチは膨大な数に上ります。晩年には種田山頭火に傾倒し「山頭火シリーズ」を遺しました。法被姿での旅路の最中に見た風景の中には、まさに山頭火の句のままの風景が見えたのでしょう。このシリーズには小動物や野の花が数多く出てきます。「うしろすがたのしぐれてゆくか 山頭火」では薄(すすき)の草原の中を風に煽られるようにして歩む山頭火を小さく心細げに描いているのですが、画面手前左には一本の薄が大きくクローズアップされています。秋の野芥子を置いた作品でも同様の雰囲気を醸し出していて、池田遙邨自身が夜露に濡れ萎んだ蕾のもとで野宿したのであろうかと思わせる作風で、旅の中の広重、山頭火そして池田遙邨の心象が重なり合って見えてくるようです。
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